七世代ダイノーズ徒然書き
皆さんおはようございます。ダイノーズを連れて17に上がれない亀乃清凛です。
第七世代も明確に終了することが判明したので、備忘録として七世代のダイノーズについて語って行きたいと思います。
正直ダイノーズについて話すならば実績の無い僕よりももっと適当な方々がいるとは思いますが、一番Twitterに浮上していてかつ最低限ポケモンを続けてるダイノーズ界隈の人間が僕だけだから仕方ねぇ
因みにダイノーズについてこのブログで触れるのは大会関連以外では初めてだぞ!(アイコン詐欺)
世界的に見れば(2016年にあった推しポケTキャンペーンのダイノーズを僕が手に入れたという事実から鑑みても)
「ダイノーズ好き好きかわいいチュッチュッ♥️ユニットのチビノーズにスリスリしたいスリスリ!!モジャモジャに突っ込むのもありだよねあぁぁぁぁぁダイノーズぅぅぅぅ!!!」
みたいな変態は世界に存在しないと考えて良い筈なので純粋な対戦においての強み、弱みのみを紹介していきたいと思います。(いないよな…?)(いたら謝ります)
ダイノーズ
タイプ いわ/はがね
種族値 60-55-145-75-150-40
特性 頑丈/磁力/砂の力
非常に分かりやすい鈍足高耐久の持ち主です。特にHDはシールドフォルムのギルガルドと同じである為、特殊方面の耐久は多くの人にも何となく想像が付くかと思います。物理も似たような感じですね。サイクルに自然と入ることが出来る程度には硬い。
また砂の力という特性。
実はダイノーズ、砂の力を持つ唯一の岩タイプなのです。特性すなかきを持つルガルガンが七世代で誕生した為「砂嵐で強化される特性を持つ唯一の岩タイプ」とは言えなくなりましたが、それでも唯一無二の特長です。岩タイプの特性として「砂嵐では特防が1.5倍」というものがあり、砂の恩恵を最大限まで生かすことが出来るポケモンと言えるでしょう。チョッキを持って補助技も撃てて大地の力まで使えるギルガルドと考えたら強い。今度ミストシード剣舞ギルガルド使ってみます。
この特長を活かし、カバルドンに物理を、ダイノーズに特殊を受けさせるサイクルが存在します。この場合に使用するダイノーズは「磁力」持ちのめざ炎個体か「砂の力」持ちのサイクル特化の毒持ち個体のいずれかが大半となります。カミツルギと高耐久水タイプは残り一匹で何とかするかそもそもそんな相手の時は選出するな。
また頑丈のダイノーズであると元々存在していた「一撃必殺技が無効である」という特性を活かしてオニゴーリに僅かな希望を持って投げることが出来たりもしますね。Sで上を取られている上能力リセットが出来ないのでPP枯らし以外では勝てませんが。
そして最も目を引き、最も多くの人に敬遠される原因であるいわ/はがねというタイプ。
耐性、弱点は以下の通りです。
*4 かくとう/じめん
*2 みず
1/2 こおり/エスパー/むし/いわ/ドラゴン/フェアリー
1/4 ノーマル/ひこう
稀に「さかさならダイノーズ考えるんだけどなぁ~」ってダイノーズを構築に取り入れることから逃げるトレーナーが存在しますが、これを見れば一目瞭然。
そう、さかさバトルの方がダイノーズは悲惨な耐性なのである!!!
通常バトルでしたら後出しに向いた多くの耐性を持っていると言えますね。
四倍弱点についてよく触れられますが冷静に考えて下さい。四倍弱点持ちの相手に普通の対戦では居座りません。更に重ねるならばこの二つの四倍弱点は飛行タイプ、あるいは浮遊エスパーで全てフォロー出来ます。
このようなダイノーズの特徴から、よくダイノーズ入りの構築には
ランドロス、ラティアス、クレセリア、テッカグヤ、カプ・ブルル、六世代ゲンガー等のポケモンが入ることになります。PGLを確認するとメガジュカインの引き先としての需要もあるようですね。
ポケモン達にとってのクッションになることも対戦でのダイノーズの大きな役割です。ダイノーズの一つの特徴として有限サイクルになりやすいことがあるので裏に対して何らかの負担をかけやすい火力等の特徴があるポケモンが良いですね。
またこの優秀な耐性から六世代では努力値振りに関わらずファイアローを受けることが出来るポケモンとして輝いていました。炎を等倍で受けられる鋼としての使い方ですね。またニンフィアやサーナイトに対しても安定して繰り出すことができ、砂下だと水ロトムなども受けられる程度の耐久になるので六世代では悪くない活躍が出来たのではないでしょうか。
しかし、上記のポケモン達は七世代に入り姿を消し、更に格闘Zの蔓延から非常にダイノーズで受けにくい環境になってしまいました。けたぐり持ち以外ならなんとかなっていたゲッコウガも激流個体の倍増でもう無理でしたね。飛行技を撃つポケモンが軒並み地震を撃てることも問題でしょう。
とはいえ、気合い珠を持っていないカプ・テテフやリザY、ミミZミミッキュ、カプ・コケコ、サンダー、ポリゴン2、といった毒も含めて倒せたり確実に流せるポケモンも増加した為、プラマイで若干マイナスといった所でしょうか。
他にもボーマンダの地震持ちと身代わり持ちの二極化に伴う役割対象からの完全な消失、ボルトロスの化身→霊獣化による役割対象からの仮消滅と耐久と火力の調整先の変更、サザンドラの減少に伴う出し辛さとフルアタサザンの減少による存在した際の安定性の増加、状態異常対策の減少に伴い不必要な耐久よりも最低限の火力と毒々が重要になるなど、色々と当時のままではいられない環境にダイノーズは立たされました。
このように、ダイノーズの役割対象は六世代と七世代で大きく変わり、ダイノーズの使用者としても耐久の調整先を変えざるを得なくなりました。恐らく八世代でもカプやミミッキュの弱体化に伴い役割対象の変化が必要になってくるかと思います。
場合によっては六世代終期のようにスカーフ地面タイプ対策のワイドガードダイノーズを使う等の対応が求められる可能性もあるでしょう(ネタに思えるかもしれませんが当時は一番強いダイノーズでした)。
個人的にはアローラにいるポケモンのように出来ることがはっきりしているポケモンも好きですが、ダイノーズのように環境に合わせて様々な技を組み合わせることが出来るポケモンを活躍させていくこともまたポケモンというゲームを楽しんでいく上で一つの選択肢として取れるのではないかと思っています。
最後にダイノーズの使い方として良く取り上げられるレベル2ダイノーズについても軽く触れておきましょう。
ダイノーズ(レベル2)頑丈、きのみジュース
なまいき
個体値 H29↓ S19↓
努力値0
実数値 14 7 (11or10) 8 12 5
いたみわけ 毒々 守る マジックコート
H 体力半減技できのみジュース発動
BD 個体値に拘らなくてもDLでAが上がる
S 最遅
大体のレベル2ダイノーズはこれです。
端的に言えば鋼が蔓延する七世代環境では毒以外の積め筋が無いレベル2は余り刺さらず、個人的にはレベル1トゲデマルを使う方がよっぽど良いです。
しかし、「いたみわけ」がゴーストタイプにも効果があるため呪い以外のゴーストタイプには勝てる点、動きが単調であるので動かしやすいという点は評価されても良いかと思います。(ほぼ使ってないのでどなたか使用感を教えてください)
それでは長々とお付き合い頂きありがとうございました。もしかしたらダイノーズ差別化編に続くかもしれません。
わからないことなどありましたらここのコメント欄かTwitterの @KameSeilin までご連絡下さい。
Q.とりあえずダイノーズ使ってみたいんだけど何が一番汎用性あるの?
A.磁力めざ炎大地。似た事が出来るピッキングジバコの動きに慣れていないのであれば、
頑丈ひかえめHC@イバン
パワージェム 毒々 (めざ氷 電気技)or(大地の力 ラスカ)
が一番使いやすいと思います。