亀乃清凜の対戦記録

3割は正義に与えられる

セイリン式クトゥルフTRPG第一弾リプレイ

このリプレイは「珠玉の一杯を求めて」(「CoCシナリオ「珠玉の一杯を求めて」」/「riryuru」の小説 [pixiv])を元にしたセッションを行った際のリプレイとなっております。

 

ここまでのあらすじ:ラーメン食うオフ会しようと思ってたら前の晩に変な夢を見た(こなみ)

 

登場人物

アブラヒモビッチ

(PLアムカニ(@amu__numa))
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コンゴ共和国のスラム街育ちのプロレスラー。日本語が母語レベルにペラペラだが向こうの言葉はもう忘れてしまったようだ。霊感が強い。

 

宇佐美純一

(PLちょこみんと(@choco__MlNT))
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私立探偵、宇佐美純一。彼は人の心を見破り、解きほぐすことに優れたカウンセラー()でもある。なお基本的に運は悪い。好きなラーメンは豚骨。

 

桃園春樹

(PL桃園(@momozono05981))
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体が貧弱なオカルト小説作家。担当編集から逃れる為に身に付けた隠密術は一定の水準を越えているものの、元が貧弱なので続けて行うということは出来ない。ラーメンは嫌いではない程度。

 

 

 

 珠玉の一杯を求めて

 

ラーメン。
なにはともあれ美味しいラーメンを食べたい!
その為には情報収集!テレビのグルメ番組や情報誌のチェック、SNSの検索もかかせない。
美味しいラーメンの情報をゲットしたら、その付近に仕事や用事を見つけて無理矢理行ってしまう。
珠玉の一杯を求める私立探偵、宇佐美純一は『ラーメン狂信者』
略してラー狂といっても過言ではない。

そんな中、日課のネット検索で偶然みつけた『バイカーの旅ブログ』
そこにはこれから向かう『食楽亭』のラーメンの写真が載っていた。
ラーメン屋巡りをライフワークにしてきた宇佐美は、その写真を見た瞬間「これは…!」と直感した。
これは…もしかしたら長年探し求めてきた珠玉の一杯かもしれない…!!
モニターの向こうから匂いが伝わってきそうだった。
宇佐美は自分の想像に唾を飲み込む。
こんな写真をみたら、ラーメン狂信者を自負する宇佐美はじっとしていられない。
ぐる○びや食べ◯グで検索しても食楽亭の情報は載っていなかったが、
幸いなことにブログに住所が載っていた。
確認すると群馬と長野の県境の山間地帯、僻地ではあるが三時間も車をとばせば着く場所だそうだ。
その情報を宇佐美から雑談の中で聞いたアブラヒモビッチと桃園春樹は、計画していた群馬ラーメンオフの〆として行ってみることを自然と提案する。
到着は夜になりそうだが、食楽亭の営業は日が暮れてからとのことだ。

 

 

さて、ラーメンオフ当日、彼らは微妙に夢見が悪かった為か寝不足な頭で集合場所へと集まった。しかしそこにいたのはSNSを通してしか知らないはずなのに、つい昨晩夢で見た覚えのある顔ばかり。

更には全員が同じ夢を見たということらしい。正夢もここまでいくと怖いな、なんて話ながら、ヒモビッチと桃園、二人が運転手となりラーメン屋巡りを開始した。

 

予定していたラーメン店巡りもほとんど終わり、残すところ食楽亭のみ。車を持っていない宇佐美は桃園の車に乗り込み、二台の車は食楽亭までの道を走りだした。

 

 

桃園が運転する車の後ろをついていくヒモビッチの車。ヒモビッチは運転の傍ら、ふと永遠と続く山の風景を眺めた。

窓の外を流れる景観を楽しんでいたヒモビッチは、山間のゆるやかな斜面に一部開けた場所をみつける。
開墾でもしているのだろうか。
距離もあり夕暮れ時なのでシルエットしかわからないが、土の上で作業をしている人影を見つける。
人影は、大きなショベルで土を掘っていた。
やがて満足な穴が開いたのか、傍らの土嚢袋から何かを穴の中に埋めはじめた。
白く細い、両先端に膨らみのある何か。ヒモビッチにはそれが、骨のように見えた。
自分の想像におそろしくなったヒモビッチだったが、恐らく目の錯覚だろうと自分の想像に苦笑する。

風景は既に、後ろの方に流れていってしまった

 

昨日の夢に関して内容を言い合ったり、今日食べたラーメンに思いを馳せている間に、日はすっかり暮れてしまった。国道といっても街灯が整備されているわけでもない。

星明かりしか頼りのない夜闇の中、車のヘッドライトを頼りに登り道を走っていると進行方向に小さな明かりが見えた。
ガラス張りの引き戸から漏れる照明がぼんやりとこじんまりした平屋建てを浮かび上がらせている。
建物の前には手作りと思しきスタンド看板が国道から見えるように置かれており
食楽亭へお越しの方 駐車場は100m先左》

と書かれている。

看板の指示に従い100mほど進むと道の横に広場があった。土がむき出しで雑草も生えており若干整備がなっていないが車が一台停まっていることからここが件の駐車場なのだろう。
桃園とヒモビッチは空いているスペースに車を停めた。

 

駐車場に車を停めた彼らは国道の脇の歩道を歩いて食楽亭まで戻ってきた。
目の前の建物は廃屋じみていて軒先に揺れる赤い暖簾がなければここがラーメン屋だとは思えないほどだ。
硝子の引き戸から店内を覗くとカウンターとその奥で働く従業員たちの姿が見えた。引き戸の隙間からは食欲をそそる匂いが漏れてくる。
宇佐美達はその匂いに引き寄せられるように引き戸を開け店内へと足を進めた。

 

 

店内にはカウンターと四人がけのテーブル席がふたつあった。カウンターの内側は調理スペースになっており、三名ほどの従業員が調理をしている。
従業員は一様に長袖の白い厨房服を着てマスクを付けているが、そのうち一名は白いコック帽を被っており、二名は頭にバンダナを巻いている。
カウンターの片隅には小さな本棚があり、週刊誌やコミックの類いが並んでいる。
彼らの来店に気がついた従業員がカウンターの内側から声をかけてきた。
「いらっしゃいませ空いているお席へどうぞ…」
その声は随分と掠れたうえに早口で聞き取りづらかった。
テーブル席のひとつにはサラリーマン風の男性客が一名、座って食事をしている。
駐車場にあった車はこの男性客が乗ってきたものかもしれない。

 

テーブル席に座り落ち着いて改めて店内を見渡す。
外装から予想したとおり壁や天井は古びていたがきちんと清掃が行き届いているようで店内は綺麗だった。
カウンターの内側の調理場には大きな寸胴鍋や中華鍋が並び、その前で従業員が黙々と調理をしている。
鍋から立ち上るスープの香りは店の中に満ちており、宇佐美達は期待に胸を踊らせた。
しかし、肝心のメニュー表が手元にないことに気がつく。
カウンターの上にも店内の壁にもメニューの掲示はない。
先程のマスクの従業員が水を持ってきたので、ヒモビッチがメニューについて尋ねると従業員は
「ラーメンしかない」

とぼそぼそ答えた。なるほどそれならメニュー表もいらないわけだ。
宇佐美がラーメンを3つと注文すると従業員はじっと宇佐美の顔を見つめたが、しばらくすると従業員は踵を返し、何も言わずにカウンターの内側へ戻っていった。

調理場ではコック帽を被った従業員が麺を茹ではじめる。彼がこの店の店主なのだろう。

ラーメンができるまでの間、彼らは今日食べたラーメンや今朝の夢、またSNSに関する雑談などをして時間を潰した。

 

 

ほどなくして、従業員がトレーを持ってカウンターの中から出てきて、彼らの目の前にドンブリを置く。
チャーシュー、煮卵、メンマ、もやし、海苔とシンプルな具材の下に垣間見える麺。
澄んだ薄茶色のスープに肉の油がきらきらと黄金色に輝いている。
ネットでみつけた写真と寸分違わぬ一杯が今、彼らの目の前にある。
なんともいえない香りがダイレクトにそれぞれの鼻孔をくすぐる。
彼らは厳粛な面持ちで箸を手にし、麺を啜った。

 

宇佐美と桃園はそのラーメンを食べ、感動を覚えた。

今までに食べたラーメンの中で十指にはいるかもしれない。
こんな辺鄙な場所じゃなければ行列のできる人気店になるだろう。しかし、スープの出汁とチャーシューに少々の癖があるので、これは好みがわかれるかもしれない。
そんなことを考えながら、宇佐美と桃園は夢中でラーメンを完食した。

 

一方のヒモビッチはあまり口に会わなかったようだ。写真ではあんなに美味しそうに感じていたというのに。
なによりスープの出汁とチャーシュー。これが味のバランスを崩している。
三時間もかけて車を走らせてきたのに残念だったが時にはそういうこともある。
それにしても一体何の肉を使っているのだろう?不思議な歯ごたえがある。
そんなことを考えながら、ヒモビッチはラーメンを完食した。

 

 

会計の前にトイレに行っておこう、帰り道も三時間かかることだし。
そう思ったヒモビッチは席を立った
トイレに行きたくなったヒモビッチは店内を見回すがそれらしきドアは見当たらない。
きょろきょろしているとレジで会計を済ませていた男性客と目があう。
トイレの場所を尋ねると男性客が
「ああ、トイレは店の外にあるんですよ。建物の裏手です」
ちょっと不便ですよねと笑いながら教えてくれた。

店の外に出たあなたは壁沿いに沿って建物の裏手にまわった。
建物の外周1メートル程度は切り開かれているが、その先は鬱蒼と草木が茂っている。
裏手の壁にドアがふたつ並んでおり、手前のドアにはトイレとプレートが取り付けられている。
トイレは電球が切れかけてちかちかしている以外は問題なく使用できた。
スッキリしたヒモビッチがトイレから外に出た時、隣のドアから何か音が聞こえた。

ヒモビッチは隣のドアに近づいてみた。
隣のドアには『食料倉庫』とプレートが取り付けられている。
大きな南京錠で鍵がかけられているが掛け金が錆びているのでちょっと力を入れれば壊れそうだ。
ドアのむこうには誰かいるのだろうか、耳を傾けると、ドアのむこうからは「うーうー」と音が聞こえる。
唸り声…??人か…??

そう思ったヒモビッチは、兎に角他のメンバーを呼んでこようと食楽亭へと戻っていった。

ヒモビッチから話を聞いた二人は、全員でトイレにいくのは不自然だからと、会計を済ませてから行くことにした。

レジに向かうと店主がカウンターの内側からでてきて会計をしてくれる。
店主は無言で宇佐美達におつりを渡すとカウンターの内側に戻っていった。

 

 

食料倉庫に集まった三人は、意を決してドアを開けることにした。
なにもなかった時はお店の人に正直に謝って修繕費を弁償しよう。
宇佐美が少々違法にも思える手つきで掛金を弄ると、ガチンと鈍い音をたてて掛金が外れた。
彼らはそっとドアを開ける。中は裸電球がひとつ薄ぼんやりとした明かりを点している。
コンクリートの床の上に、何か大きなものが転がっている。
脚と腕を縄で縛られ猿ぐつわをされたそれは生きた人間だった。
男性は不自由な体勢で大きく目を見開いて彼らを見ている。
突然のサスペンス展開に宇佐美は得体の知れない恐怖を覚えるのであった。
冷蔵不要な食材が並んだ棚の引き出しでナイフを見つけた宇佐美は男性の縄を切った。
猿ぐつわと縄を切ると男性は、
「すぐに逃げるんだ!ここのやつらは…人間じゃない!」
そう言い放ちおぼつかない足取りでドアから出て行こうとする。
彼らが詳しく話を聞かせてほしいと頼んでも
「いつあいつらが来るかわからない!はやく逃げなくちゃ!」と主張するばかりである。

宇佐美がなんども言い聞かせる内、男はすこし落ち着きを取り戻したようだ。
男の名前は山田。
一週間前にバイクでツーリング中、偶然食楽亭をみつけたこと、
食事後駐車場に戻るまでの道中で従業員に襲われ捕まったこと、
監禁中食料は与えられていたこと、
従業員は人間ではない、バンダナとマスクの下の素顔は見るも恐ろしい怪物だったこと
を声を潜めて教えてくれた。

宇佐美は、彼がブログで食楽亭を紹介していた山田本人だと気付く。

そのことを山田に教えると、少し安心した様子を見せたがすぐに、

「はやくここから逃げないと…あんたたち、車で来てるのか?」

と続けた。
山田は捕らえられた時に持ち物のすべてを没収されており、バイクの鍵がないため彼らの車で一緒に連れて逃げてほしいと頼んでくる。
髪が乱れ無精髭が生えた彼の容貌は狂人じみて見えた。
1週間、着の身着のままだったのだろう服は汗と埃でくたびれている。
男の必死な様子にまずは裏を取ってみようと、彼らはそっと食楽亭へと近づき、中の様子を伺った。

店内は静かでカウンターの奥では店主が食器を片付けている。さっきまでいたはずの従業員の姿は無く、山田が待ち伏せといったのはもしかして本当なのではないだろうかと思う。

 

 

待ち伏せを悟った彼らは、山道を行くにせよ道路を行くにせよ何か使えそうな道具が無いかと倉庫を探し始める。

彼らが食料倉庫を探索しはじめると、山田ははやくここから離れたいと苛立っている様子だったが

車がないと脱出が難しいとわかっているのかドアの前で外の音を気にしつつ彼らを待っている。
山田の様子をみた彼らは、もしや彼は嘘を言っているのではないかとも思ったが、まずは使えそうな物を探そうと、食料倉庫を見回した。
裸電球が照らす室内は煤けたように薄暗い。
冷蔵不要な食材が並べられた棚、業務用の大きな冷蔵庫、
壁にかけられたカレンダー、ダンボールや灰色の機材、めぼしいものはこれくらいだろうか。


棚には、ラーメンの具材に使用すると思しき食材や食用油がきちんと整理されて並んでいる。
桃園は、棚の引き出しに先ほども使用したナイフや缶切り、チャッカマンなど細々したものを見つけ、ナイフとチャッカマンを手に取った。


宇佐美が自分の身長よりも大きな冷蔵庫の扉を開けると全身が冷気に包まれた。
冷蔵庫の中のライトは倉庫内の裸電球よりむしろ明るい。
ライトが照らす大きな肉の塊を、彼が見落とすはずもない。
透明のビニール袋にはいったそれ。生々しい、ピンク色をした、まだ未処理の肉の塊。
目の前にあるものが人間であることーいや人間であったことを宇佐美は理解した。理解してしまった。

更に宇佐美は先程自分が口にしたラーメンには、もしかしたら…
と気がついて口元をおさえた。

この肉をいくら見てもわかることはなさそうだと悟った宇佐美は、このことは自分だけが知っていれば良いと考えそっと冷蔵庫を閉じた。

 

ヒモビッチがカレンダーを見ると、そこには食材の納品予定日が書き込まれていた。
今日の日付の部分に

『食材納品/引き渡し22時15分』
と書かれている。

時刻を確認した場合、現在時刻は22時ちょうどであった


桃園がダンボールを調べると、中には割り箸やペーパーナフキンのストックがあった。
灰色の機材はプロパンガスのボンベだ。中華料理屋など火力を使う料理店ではプロパンガスを使用することもあることを桃園は思い出した。
ボンベの残量を目視することはできないが、簡単に持ち上げることができないことから、空になった容器ではなく予備のボンベなのだろう。

 

それぞれが見つけたものを共有したところ、宇佐美がこの店をボンベで爆発させようなどといい出したのを咎め、しかし何かには使えそうだからと力自慢のヒモビッチがボンベを持つことになった。

 

 

倉庫を抜け出し、待ち伏せされているであろう道具を避け、森を突き抜けて駐車場へと赴こうとする一行。しかし先頭をいくヒモビッチが道を間違えてしまい、中々進めない。そうこうしている内に、彼らは出会ってしまった。

 

それは背丈が 1.5mあるピンクがかった色の生き物だった。

甲殻類のような胴体にばかでかい背鰭というか、膜のような翼といったほうがいいかもしれないようなものがついており、関節肢が複数ついていた。

普通なら頭があるはずのところには、非常に短い触手に覆われた渦巻状の楕円体がついていた。

 

それをみた彼らは潜在的な恐怖を覚えた。中でも宇佐美と山田は強い畏怖を感じたようだ。急いで逃げ出す彼ら。山の中という地形だからか、それは上手く彼らを追うことができないようだ。宇佐美が不幸にもそれに接近されかけたが、それが持つハサミを避けることに辛うじて成功した。

 

走り続けている内に、彼らはそれを振り切り、駐車場へとたどり着いた。ヒモビッチの車に山田を詰め込み、それを宇佐美が見張るという形だ。麓の駅で落ち合おうと言い、桃園とヒモビッチの車は走りだした。

 

 

桃園の車を先頭に、暗い山道を二台の車はひた走る。
バックミラーを確認してもなにも追ってくる様子はない。
食楽亭が遠くなるにつれ、ヒモビッチは張りつめていた緊張の糸がほどけていくような気がした。
後部座席に座った宇佐美や山田とも会話をする余裕ができた。
山田の表情にも安堵の色が見える。
ふと、宇佐美は何か、の気配を感じた。
会話の途中で急に押し黙った宇佐美を男が不思議そうな顔で見ているが
宇佐美は自分の第六感に従って、窓を開けると顔だけ窓の外にだした。そして視線を真上にあげる。
あれは、なんだろう。
チープなSF映画に登場しそうな。
円盤形のUFOが、あなたの車の上空に浮かんでいるではないか。
超常現象を目の当たりにした宇佐美は恐怖を感じるが、すぐにヒモビッチへと伝えることでヒモビッチも異変に気付き、エンジンを踏み締め、ハンドルを握りしめた。

 

華麗なドライビングテクニックで、UFOの追撃から逃げ切った。桃園の車が追われる、ということもなく、そのままUFOはどこかへ消えていった。
やがて彼らの車は麓の街に辿り着き、
彼らは男にいくばくかの旅賃を渡して駅で別れた。
彼らは食楽亭のことを警察に通報したが、まだ、その後あの店がどうなったのかはわからない。
彼らは平穏な日常へ戻ることができたのだ。

この経験をきっかけに、彼らは探偵である宇佐美を中心にオカルト系の事件を取り扱う探偵業を始めることになるが、それはまた別の話である。

Fin

 

長編第二話↓

[かみんぐすーん]

 

第二回募集要綱↓

第二回セイリン式クトゥルフTRPG体験会募集のお知らせ - 亀乃清凜の対戦記録